土の中からこんにちは太郎さん

白く濁る家の土の中からこんにちは太郎さんのネタバレレビュー・内容・結末

白く濁る家(2019年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

40分程度にギュッと凝縮された不快。

サブスクで観たから納得出来た感。
一昔前なら世にも奇妙な物語の中でまあまあ面白い部類のエピソード。

「家族だから抱く思いやり」というダイアルを利他性から、利己の方向にグイーっと捻ったら起こる悲劇。
この辺の身勝手さは方向性は違えど登場する三者が共通してる。
儀式とかしなければ、不和がありながらも行動原理が同じな分だけ似た物同士仲良くやれたのでは…?

ツッコミどころはある(家は築浅っぽいけど建てたの?買ったの?調度品もモデルルーム並みに綺麗だけどそれらのお金はどこから?とか、屋根裏に成人ひとり運べる母ちゃんフィジカルぱねえな、とか)
儀式は成功したけど、見た目は器のままなのは納得出来るのか?

画竜点睛を欠く感じと、アリ・アスターっていう完全上位互換を知ってると驚きが薄れる感じがイマイチ感に繋がる。