森の精霊

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMの森の精霊のネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

当時中学生の自分はここからガンダムにハマり、作中のモビルスーツのガンプラを小遣いで買っては作るを繰り返す中学時代だった。思い入れはガンダムシリーズの中でSEEDが1番だった。
立ち消えになったと思っていた劇場版が20年ぶりに公開されるのは本当に嬉しかったし、総集編でおさらいもしっかりして期待感を抑えきれないまま初日に観に行った。
良い点ももちろんあったが、受け入れ難い描写もかなりあり、このお祭りに心から喜べないのが寂しい。

【良かった点】
・大画面で見るフルCGでのモビルスーツの戦闘がカッコ良い。ジンvsウィンダムの量産機の戦いですら釘付けになってしまった

・懐かしいキャラやモビルスーツたちの活躍が最高に嬉しい!

・キラに懐いてるシンが可愛い後輩してて良き。後半の活躍もいままでの汚名返上とばかりに暴れ回っていて今作で1番株上がった

【気になった点】
・ぱっとでの新キャラにあのキラヤマトがいいように蹂躙されるのがキツい

・敵にガンダムがいないので、いまいち敵モビルスーツに魅力を感じられなかった

・ブルーコスモスのミケール大佐どこいった

・最終局面はレクイエムを破壊しディスティニープランを止めるのが目的と、Destiny最終回とほぼ同じことを繰り返しているのが引っかかった

・なぜアークエンジェルを堕とした。実家に火をつけられた気分で直視するの本当に辛かった

・ラクスのセクシー描写はいまとなっては不要なノイズに感じた

・敵の精神攻撃を愛の力?で無効化していたが、戦闘中のギャグはマジでやめてくれ。SEEDは戦闘に関してはずっとシリアスで、唐突なギャグを入れるような作風じゃなかった。これが自分にとって決定打になった無理な描写だった


思い出の作品の続きが観れるのは嬉しいし、好きなモビルスーツが綺麗な映像で躍動する姿を観れたのは素直に感動した。
ただマイナス要素が思ってたよりも多く、20年待った結果がこれか、、、という感想も浮かんでしまい、残念だった。
すごく良かった面とすごく引っかかる面が混合していて観賞後はなんとも言えない複雑な心境になってしまった。
あんなに好きだった作品の待望の続編なのに心から楽しめなくてすごく悔しい。。。
手放しで喜んで満足感に浸りながら劇場を後にしたかった。宇宙クジラって結局なんなの…
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