20年間待ち望んだものは「楽しかった」という感情。楽しかったと言っても、楽しいというベクトルは遊園地のアトラクションに乗ってるベクトルであり、映画としては全然、「面白くない」
挿入歌がとにかく多い。avexのmvを見せられている感覚。
もう、好き嫌いの話なんだけど、ミュージカル映画以外のinボーカルの曲が多すぎる映画って好きではない。
似たような作品で「マクロス」が挙げられるけど、あれは劇中のキャラが歌ってるから話が違うし。
粗が多すぎて、ツッコミが追いつかない。
前半のほうは真面目にキャラの葛藤とかやってるのに、後半は何を見せられているんだろうと。
最後のラクスの台詞は良かった。
seedってもうちょっと政治的干渉が上手く作ってたのに、尺のせいかほんと駆け足。
ラスト辺りが声優さんのせいで、途中からまんま「シン・エヴァンゲリオン」だった。
わざと作ってるんだろうか。
ファースト、Zとなぞっていて、これが「逆シャア」のポジションの映画になるのだが、そんなポジションに間違いなく成れていない。
ただの娯楽。
年数が経ち過ぎて、そういうことも忘れてしまったのだろうか。
ほとんどの人が、この作品を手を叩いて喜んでいる人は「ビルドファイターズシリーズ」を真面目に見てない。
「ビルドファイターズシリーズ」を見ているとほとんどのシーンを作り手がもう、「SEED」や他のガンダムシリーズを「愛」を持って描いてるからこそ、この作品は知らず知らずに「ビルドファイターズシリーズ」作品に寄っていっている。
映像作品としては、既視感。
だからこそ、間違いなくガンプラは作りたくなる。そこは辺はバンダイと監督は上手くやってるなと思う。結局、プラモ売れないといけないのは「ガンダムシリーズ」の命運です。
何故、「映画」である必要があったのだろう。連続アニメで良かったでないのだろうか。「ユニコーン」みたいにすれば良かったのではないだろうか。と私は感じた。