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ヒトラーのための虐殺会議のneroliのレビュー・感想・評価

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)
3.8
■まるでビジネス会議のように淡々と大量虐殺を計画される90分■
 
 
ま、満席?
 
まず、劇場について驚いた〜(*_*)
みなさん、とても関心があるのですね〜
 
 
1942年1月20日正午。
ベルリンのヴァンゼー湖畔に建つ大邸宅で行われた「ヴァンゼー会議」。
 
1100万人ものユダヤ人の移送、強制収容、強制労働、計画的殺害などの方策が異論すら出ることなく淡々と議決された。
 
アドルフ・アイヒマンが記録した議事録に基づいて映画化されたものだが、まるでビジネス会議のように淡々とユダヤ人の大量虐殺について話し合われた。
 
その様子はどんなホラーよりも怖い〜
(よく普通にランチをできるよね〜) 
 
 
 

■ハーフ、クオーターについて■
 
 
一番印象に残った話し合い。
 
結果的には、完全ユダヤ人は収容所へ。
 
ハーフ(第一種混血)の方は初期は免除。
(1944年10月からは男性は収容所送りになった。)
 
クオーター(第二種混血)の方は免除。
しかし、顔がユダヤ人っぽい人は免除しない?みたいな、非科学的な話し合いもあり。
 
 
確かに、ハーフと言えども、ドイツ人とのハーフの方もいて、それでも免除してくれなかったんですね…。
 
 
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