かなり辛い映画だったが、歴史の勉強になった。ユダヤ人をどのような方法で虐殺するかを決定するための会議。なお、会議参加者の間ではユダヤ人を虐殺することは既に決定事項となっていて、そこに対する議論は一切ない。以下、微ネタバレ
途中、高らかに「人権への配慮」について問う参加者が表れる。ただし、それは「アーリア人の人権への配慮」の議論で、「どのようにすれば、アーリア人にとって精神的負担がないユダヤ人虐殺を実現できるか」という観点の議論。どうやら彼らはユダヤ人を人として認めてないらしい。
我々は今の時代に外から見ているから明らかにオカシイ考えであることが分かるが、彼らにとっては常識となっている様子。会議終了後のひと仕事終えた感で爽やかな表情が恐ろしかった