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ヒトラーのための虐殺会議のoooのレビュー・感想・評価

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)
4.0
ラインハルトハイドリヒが、史実のイメージとは違いとても柔和。

そして、アドルフアイヒマンがめっちゃ優秀。

関係各所、自分の直轄の責任範囲に及ぶ部分にはめちゃ反応するし戦う。それが浅ましいか?と言われるとそうじゃないし、仕事熱心に見える。

現場寄りの人は推進派というか、けども役所陣営は何の為にこれまでしてきたか、整えてきたのかという思いもあり、会議も理解できる。
議論が行き詰まると途中で休んだり、個人間で話したり、非公式の立ちでの会議など、実社会の会社として考えてもおおー!と思えるテクもある。。

そして、エリートゆえ議論はスムーズだし、とんとん進む、何回か巻き戻して見てた。ほんとに90分の会議だったんだろか。
これはドイツ人官僚の優秀さというか、事前に会議出席者のWikiも見てたけど中々、展開が早く、会話劇としても面白かった。
なんか会議終了後も、各々いい会議だったと達成感もあり、そして勤勉だから次の予定も詰まってる訳で、、

あくまで、ユダヤ人排除は前提であって皆んなの思いは一つというのがすごい、、
これは日本人は理解し得ないのかもしれない、ユダヤ人差別やヘイトが何故こんな共通認識なのか、という事に途中で興味関心がいってしまった。

混血はどうするんだ?とか、先の対戦で我々に味方した者はどうする?とか、でもドイツに入り込んでる、ヨーロッパに溶け込んでる民族であるユダヤ人、、
じゃあ今のシオニズムによるイスラエルがあり、パレスチナの紛争とか、そこまで考えしまい、中々しんどかった。

でも、日本人も第二次世界大戦の頃の軍人を見ても狂ってるわと思うし、ドイツ人とてそうなのかもなとも思った。
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