ダイバーシティとフェチ。
正直すごく苦手なテーマだったので、良い映画だとは思うのだが、全く楽しめはしなかった。
社会からズレているとかどんなフェチがあるかもそれは個人の自由だし、それを認めるのも認めないのも個人の自由のはずなのだが、
なぜズレを認識した人間は、それをわかってほしいと相手に訴えてこようとするのか。
どう感じるのかを制約され、理解をさせようとしてくるのも、マイノリティが仕掛けるマジョリティへのハラスメントなのではないかというところは、この作品に限らず個人的に感じてしまうところで、どうしても個人の信条上で納得が難しいところではあった。
誰しも何かしら悩みや変な癖があるだろうが、社会生活を営む上での向き合い方みたいなものは、鑑賞後も悶々と考えてしまった。
何より、新垣結衣の映画ラストのセリフがとにかくあまりに強烈で脳天が揺さぶられた。この作品の最高の決め台詞だったのは間違い無いだろう。