タイミングと思い、ここに記す。
今年私の脳裏に刻まれた映画(邦画)は世の中で言うマイノリティを題材に扱ったものが多かった気がする。一つ目は同性愛を題材にした「エゴイスト」、二つ目は少年のまだ自分でもわからない感情との葛藤を描いた「怪物」など。
正欲はそもそも小説で読了していた為、映像化とキャストが決まった時にはにどんな風になるか、期待がとても高かった。
ストーリーの序盤は稲垣吾郎にみんな共感していくが後半になり、磯村勇斗、新垣結衣に共感する人が増えたのではないか。それとも、最後まで共感できずにいた人がいたかもしれない。それでも、今までの私たちの人生のほり固まった価値観をほじくり回されたのではないか。
この映画を見てより一層世界中の人が誰かと手を繋ぎ、ともに生きていける人(同志)が見つかればいいと思った。私もそんな人を見つけて、自分の人生の濃密なものにしたいと思った。
そして、これからも自分の狭い視野を広げる為にさまざまな物に触れていきたいと思った。
