シュカ

正欲のシュカのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

メモ
・話者寄り視点(カメラワーク)が多くて、けっこう疲れた。主観に取り込まれそうで。山をバスが行くシーンで引いた視点になったとき楽になった。
・陰鬱でもやもやしてうまく解放できない鬱屈の放出、として描かれる犯罪、か…
・生きる力(明日も生きていく人のための〜)、それは些細な小道具にあらわれる、あなたもどうにか生きようとしているわよね、
・安易な救われをやっていないか?
・映画に「いや実際こうはならんやろw」「こんなん言わんやろw」って言うのナンセンスだと思う派なのだが。今回は、所々に違和感があり…描き方としてそれでええんかという。窓ガラス割られたりネトストされたり、執着された人に発生する感情、等々、こんなもんやないやろと
・被害者意識の加害性をどこまで描くか
・似通った脆弱性を持つ者同士が個人的にひっついて強くなれるみたいなの安易に描かんといてほしい(ルールが設けられた自助グループではない)
・水が「好き」なんです…
・好き/フェチ/性的興奮
・さすがに多様なテーマ盛り込みすぎでは?どうあがいても多少雑になるやつ
・特殊性癖は彼らの抱える生きづらさを構成する一つの要素ではあるだろうが一部でしかないと見えた。それを誰かにわかってもらうことはともかく、公共の場で解放するってあまりに彼らは安易よな。3人みたいな人ばかりではないとわかってね。誰にも言わない歓びもある。
全然ハッピーエンドじゃなかったからいいのかもしれんが
・公共の場で解放することによって罰せられるものとそうでないものがあるのが描かれていたが、水(罰せられない)のひとたちも、あれが、みんなにわかってほしい!の現れなんだとしたら、その時点で十分加害性があるとは思う。対象物の違いで線引きはされるが、モチベーションはおなじにみえた
シュカ

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