けんちゃん

正欲のけんちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

普通ってなんだろな。
世の中には理解されない性癖やフェチを持つ人達がいる。彼らの視点で見る世界、苦悩や葛藤を描いた物語

磯村勇斗や新垣結衣演じる役が抱えているのが「水フェチ」、流動感や吹き出す躍動感に魅力を感じるらしい。
一方で稲垣吾郎は自らを普通であると疑わない検事。フェチを持つ彼らを理解しようとする間もなく「普通ではない」と一刀両断。
両者の対局的な立場で進む物語がとても興味深く感じた

他にも男性が極端に苦手な女子大生や、悩みを抱えるが故に塞ぎ込んでしまう男子学生が登場する。大学の講義室で心を打ち明けるシーンは、深く考えさせられる

一方で、特殊な性癖を持つが故の犯罪者も登場した。多様性が進む世の中で、多様性によって生まれる被害者も存在する。作中では稲垣吾郎が悪く写るシーンもあったが、世に言う常識や普通が社会を動かしているのだから、それはそれで一概に否定できないなと。

新垣結衣と磯村勇斗のベッドシーンは流石に笑ってしまった、純粋な疑問なんだけど本当にあんな風に思うのかな。それと改めて思う、ガッキーってほんと美人
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