このレビューはネタバレを含みます
新垣さんの目の演技が印象的。
水の音が色んなシーンで使われて
心の奥底をえぐるようだった。
あのシーンはどうするのだろうと思ったら
すごく神聖な演出だった。
静かなのにどこか不穏。
分かり合える人を見つけて幸せそうに笑うのに、脆さを感じる。
朝井リョウさん原作の印象的なセリフを繋ぎ合わせて、少し駆け足だったから原作未読の人にはどう感じるのだろう…
でも説明セリフなしに一つ一つのシーンが浮かないよう納得を持たせられるのは、俳優の演技力が良いんだなぁと思った。
「いなくならないよ」
重い…なんて重いんだろう。
普通のことばなのにね。受け入れられない、自分を理解されない世界で、
生きることの過酷さが、発する言葉に詰め込まれてて息を呑んだ映画。