正欲のぽんどのネタバレレビュー・内容・結末

くらった！重いボディーのような衝撃に包まれて、呆然としました。役者の皆さんの演技に飲み込まれました。場面によって同じ人のはずなのに、全然顔が違うんですけど。本当にすごい。言葉が重い。そして、小説を読んだ時に感じた感覚をそのまま感じ、映画としての完成度に驚きました。今までこのパターンだと、映画は薄くて物足りなく感じることばかりでしたが、そんなことなかった。この作品を観て、改めて自分が普通なことを痛感させられます。どれだけ差別的なんだろうかと。そして、無意識にどれだけの人を傷つけてるんだろうと罪悪感に苛まれる。どこまでいっても、やっぱり水への想いは理解できない。でもそんな僕でも、理解の入口には立てたような気がした。それはもちろん作品の力で、キャラクター、演技、音、音楽、背景、演出、全てがそこへ導いてくれたような気がします。ものすごく特殊なことでありながら、本当に普通の幸せを感じてる。それが余計に心打つ、熱いものを感じさせるんだろうなと感じます。そして映画館で観たことも大きな意味があったのかな。映画館じゃないと、こんなに集中してみれないから。エンディングテーマもめちゃくちゃ良いよ。歌詞全く入ってこなかったけど、音楽としての心地よさや映画とのマッチがすごい。音楽と声、こんなに溶け込むんか。一部だけ、個人的には直接的？な性的なことに結び付けられてたところだけ、うーん。。。となったけど、分かりやすさだったのかなぁ。

シアター1
G13
若干右。座席に角度がないので、スクリーンは少し上目ではあるものの、前の人によっては影響受けそう。今回は前に人いたけど大丈夫だった。背もたれが高いのは、頭がチラチラしないから良き。