水に興奮を覚えるという設定が面白かった。前情報なしで観に行ったので、多様性とか性的指向をこんな形で映画にできるのかと思ってびっくりした。しかも、全く説教臭くない。
ガッキーとゴローちゃんの演技めちゃくちゃ上手い。今まで2人の出演作は観たことなかったので、ここまでガチ演技だとは知らず圧倒されました。
この作品ではゴローちゃんは典型的な悪役ポジションなんだけど、夫の夕飯を全てレトルトで済ましてる妻もえぐい。全ての食事シーンで全てレトルト笑。
ガッキーとゴローちゃんの演技めちゃくちゃ上手い。今まで2人の出演作は観たことなかったので、ここまでガチ演技だとは知らず圧倒されました。
こういうセンシティブな作品って作品全体の雰囲気が重くなりがちなんだけど、この作品は普通に観れた。
BGMがあまり主張していないし、自然の背景や音が所々に挟まるので気持ちのしんどさはない。
鑑賞中、似ている作品として流浪の月を思い出した。流浪の月は凄いし美しくて感動もあるけど、とにかく心がしんどくなる。
正欲は不思議としんどくならず、鑑賞中に所々小さな波のような感動が押し寄せてくる。
この作品では小児性愛などの犯罪スレスレの指向を扱わず、かなり特殊な性癖をフォーカスしていたのが面白かった。
群像劇で割と数の多い小児性愛の話をするとステレオタイプなキャラクターになりがちだし、これで正解だったと思う。
ただ、ゴローちゃんは完全にステレオタイプな嫌な人。
