正欲のかわきよのネタバレレビュー・内容・結末

主演3人の目の演技がとても印象的だった。人ってこんなに目を殺せるんだって思った。震えた。
ガッキー凄すぎました。ドラマの人だとばかり思ってましたごめんなさい。あと男性恐怖症の子の役者さんも素晴らしかった。お初でした。

内的葛藤を映し出すのって、本当に難しいと思うのです。難しい題材にも関わらずそれをスタイリッシュにやってくれてたので、映画って素晴らしいなって思った。

「マイノリティにも目を向けてください」という諦めじみた説教臭さではなくて、「分かってくれなくても私達生きてくんで」っていう力強さを感じた。

恋人にも友達にも分類できない(ソウルメイト的な)関係をずっと探してる節があるので、2人の関係がずっと愛おしくて、最後磯村さんが連行されてしまうのは、事実として辛いのかもしれないけど、ラストのガッキーのセリフからドアが閉まるまででその辛さを覆すやや勝ち感がとても良かったです。

もっと語彙を増やしてもっといろんな言葉で褒め称えたい、そんな映画です。