このレビューはネタバレを含みます
これは観てみないと、
想像つかないお話ですね。
いい映画でした。
他人には分からない価値観のなかで
生きることに足掻き苦しみ、
共感できる人と出会えて生きていく。
普通とか普通でないとか、
ダイバーシティとか多様性とか、
一見わかった風な言葉だけが、
最近飛び交う余計生きづらい世の中に
なってる気がします。
誰にだって、人には理解されない趣向や、
考え方を持っていて、それを一つ一つ
社会が理解する必要なんてなく、
大切な誰かが一人でもいれば十分なのに。
一方で正直検事さんの考えも
間違ってはないと思います。
いくら趣向とは言え、
他人を傷つけた場合は見過ごせないし、
子供のためとはいえ、
学校に行かないことを正当化し、
将来救われるとも思いません。
お互いが匙を投げず、
向き合っていくのが一番と思いますが、
それが一番難しいですね。