ソフトandウェット

正欲のソフトandウェットのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

陰キャ共感率98%。
陽キャの人は見ないでください。

映画として面白いか?は別として鑑賞後に、もの凄い語れる作品ではあると思う。多分、僕も2時間ぐらいは語れる。(それが映画として面白いと言うのかもしれないけど)

老害と言われる様な固定観念で苦しむ生きづらさはもちろんあるが、ただあまりにも多様性の受け皿を広くしすぎてもそれはそれでおかしくなる。何処かで線引きは必要。

正直な話、水しぶきで欲情しようがしまいが、人に害を与えなければどうでもいい。
それは警察側も思っているよ。でもそのフェチが行き過ぎて性犯罪を犯す輩がいる。

水しぶきで興奮しはる人と水に濡れた小児で興奮して性犯罪を犯す人の境界線をきっちり引ければいいけど、それって不可能に近い。だから社会はそこを大きく一括りで同じ「あり得ない」にしてしまうのではないだろうか!?



世間で言う「普通」ということについて考えさせられた。

個人的に衝撃的だったのは警察役の稲垣吾郎が劇中、多分、妻にも子供にも間違ったこと一言も言ってない様な気する。でも現代ではその一言一言が悪者扱いされるんだよね。


生きづらい世の中になったなぁ〜