もんからまり

正欲のもんからまりのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

誰にも踏み込まれないように生きて来たのにこうゆう時は寂しくなったりする

誰にもバレないように無事に死ぬために生きてる

人間とは付き合えない

命の形が違っている

地球に留学してる感覚
自然に生きられる人からしたらこの世界はすごく楽しい場所なんだと思う

私が傷つく一つ一つが楽しくて
私もそうゆう目線で世の中を歩いてみたかった。一緒に一度でいいから

この世界を歩いてるとさ、いろんな情報が飛び込んでくるじゃん
みんな明日死にたくない人
死なない人のためのものじゃない?

明日行きたくない人とか死んでもいい人のためのものってないよね

ああゆう流れに乗るのが社会の一員ってことだよね

この世界で生きていくために手を組みませんか
?いいね、それ。

誰も1人でいないといいよ

私もう1人で生きていた時間に戻れないかも

いなくならないで

検事さんは明日生きていたい人ですか?
僕はみなさんの世界で怪しまれないように自分がどんな人間かバレないように明日行きたい人のふりをして生きて来ました

僕がもし明日死にたくないって気持ちになったら
歩き慣れた世界はどう見えるのかな
それを知りたかった

原作は読んでません。
映画では性的嗜好にフォーカスを当てるというよりも、生きづらさとか、広い意味で大多数に入れない孤独さとかを描いているのかなと思った。
だから私にはすごく刺さって、わかるなって思うところがたくさんあった。

でも、無意識に自分の普通を押し付けて誰かをきっと傷つけていて。
大多数が正解だとは思わないけど、大多数に入れないことで悩んでいる自分がいる。

そして無意識に受け入れる側になってたりする。

2人の関係が羨ましかった。
生きていくために手を組もうって良いなって思った。
ただ同じように孤独抱えてる人と話したいし、一緒にいて欲しいし居なくならないでって思う。

ただお互いを理解して、誰かと繋がって、共感して、1人じゃないって思えたら多分生きていける。
孤独じゃ生きていけない。