YuukiTeramoto

ウィッシュのYuukiTeramotoのレビュー・感想・評価

ウィッシュ(2023年製作の映画)
4.0
久々の試写会にて。試写会当たりやすいのは田舎のいいところ!!

タイトル通り、「願い」についての物語。
願いがあるって、それが叶わないもやもややイライラもあるから、願いを忘れると心スッキリ!というのは確かにそうかもしれない。でも、願いがなくなるともやもやイライラと同時にワクワク、キラキラした思いもなくなってしまう。
願いが守られる・壊れないっていうのは失望絶望しないことではあるけど、叶えることが出来ないということでもある。
冒頭から描かれる「願い」についての様々な見方は、いろいろと考えさせられた。

それでも願いって素晴らしい!と思えるのは、人々の願いが見えるシーンで自然と笑顔になっちゃう自分に気付いたから。些細な願いでも、人の願いを見るだけでワクワクする、願い=その人自身なんだな、と思えてグッとくる。

普通に面白くて良い映画…だと思うんですけど、普通に面白い、という表現がすごいしっくりきている。ディズニー100周年!の記念作としてのインパクトはない…と個人的には感じてしまった。

吹替だったんですが、福山雅治がめっちゃ良かった!「なんて無礼な!」の福山雅治の独壇場なミュージカルシーンは、若干サイコホラー感もあって一番インパクトあって好きなシーンかもしれん。
この悪役が人々の願いを集めるようになった背景がもっと描かれてたら、もっと素敵は話になった気がするんだよな…うっすら描かれてはいるけど、そこの描写がないんで、ただのよくいる悪役にしかなってなかった気がするのが残念。そして顔がオリジナルで声優やるクリス・パインにそっくりでびっくり。クリス・パインにしか見えなかった笑
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