そういえば時代劇ってあんまり見ないな、と見始めてしばらくして気づいた。
最近の時代劇って、ライトでコミカルな雰囲気のもので言葉遣いも現代っぽくしてるものが多い印象だけど、本作はコミカルさなし、言葉遣いも現代っぽさもなく、ザ・時代劇という感じ。だけど全然古臭さは全くなく、現代でも受け入れられやすい時代劇になってる感じがして、白石監督すごいな！と思ったり。
刀での戦いって怖いんだな、とめちゃくちゃ思わされたクライマックスの戦い。銃撃戦より遥かに恐ろしく、生々しい殺し合い。戦いの痛みをこんなに真正面から描く物語だったのか…と驚いた。
斎藤工の悪役がとても良くて、他のキャストも良く、脚本も素晴らしくて、めちゃくちゃ完成度が高いな、と感じた。
碁のルール全く知らないけど、知ってたらもっと面白く深く楽しめたんだろうな〜。やっぱりいろんな教養を身につけとくと得だよな…とか思った。
