フルーティなずんだ餅

ウィッシュのフルーティなずんだ餅のレビュー・感想・評価

ウィッシュ(2023年製作の映画)
4.0
まず、初めに。
僕はディズニー作品に対して思い入れがあるわけではない。
幼少期は家にあったビデオを繰り返し見てはいたが、東京ディズニーランドに足を踏み入れたこともなければ普段から熱心に作品を追っているわけでもない。
ましてや、映画館でディズニー作品を見るのは2014年公開の「ベイマックス」以来9年ぶりである。

そんな、「ディズニー作品に触れたことはあるもののそこまで好きというわけでもない」タイプの人間が見ても満足できるタイプの作品だった。

ディズニースタジオが100年間紡ぎ続けてきたレガシーを再度検証し、その『オリジン』となるべき作品として作り上げたのが本作であろう。

随所に眠る歴代作品へのオマージュ要素、しかしそれらは全てこの作品の後の時代(おそらく)にこの世界で起こることなのだろう。

作品内容に関してはさほど文句はない。
一つ文句があるとすれば、福山雅治の吹き替えがあまり上手じゃない。
怒りを露わにするシーンで明らかに語気に感情がこもっていないように感じられた。
圧倒的美声でフォローしてはいるが、なんかイマイチハマりきらなかった。
主演の生田絵梨花は今までそれなりの場数をこなしてきたゆえかちょっとした演技さえも様になってはいるのだが、そこだけが残念。





で、結局ディズニーとピクサーってどう違うんです?