この数年、ディズニー作品が、何か変だと思っていた。
一番先に感じたのは「トイストーリー４」
ポーが最初に登場した時と全く違う 勇ましいキャラに変わっていた事。
次に実写｢ムーラン」ロマンスが描かれず、彼女も逞しく勇ましい。
「アナと雪の女王 2」今度こそエルサのロマンスが描かれると思いきや、無かった。アナとクリストフの仲もイマイチ…
エルサがどんどん 独りで生きる存在に…
そして、今年 世界中に物議を醸した「リトル・マーメイド」
ディズニーのアニメファンにとって、これ程ガッカリする実写化は初めてだったのでは？
そして、まだ公開されてないけど、「白雪姫」
褐色の肌の「白雪姫」(笑)
この名の由来までが蔑ろにされてる！(💢)
他にも黒人のティンカーベル、…とか
ポリコレか何だか 知らないけど、どうしてディズニーが そこまで拘るのか、さっぱり解らない💦
男性に頼らない 強いヒロイン像を何故 そんなに描きたい？世間やディズニーファンが それを望んでいるとでも？？
オリジナルのヒロイン像じゃ、多様性を無視してるって…？
ポリコレについて配慮するのは、何も既存のディズニー作品ですべき事ではないのでは？！
描きたいなら、オリジナルで有色人種が主役の物語を作ったらいい！
そんなこんなで、今年、ディズニー100周年の記念として作られたという「ウィッシュ」
正直、観るつもりでなかったが孫のお供で観てきた。
先ず、良い点から。
絵がとても好みだった。水彩画のような透明感のある落ち着いた中間色で彩られた画面に まるで絵本の中に溶け込んでいるかのような楽しさを感じた。
主人公始め、皆の衣装が個性的で良かった。特にアーシャの紫と青味がかったドレス素敵。王と妃のマントも綺麗で良かった。
アーシャが「ウィッシュ」を歌うシーンの風景も、そして歌声(吹き替え版)も とても魅力的だった。
でも…ストーリーに関しては…う〜ン💦
【この先ネタバレ⚠️】
あの王国は 最初マグニフィコ(変わった名…何処の国系？)王が、善意で？作り上げた国でしたよね？そう見えたけど？
そして、妃もその王の姿勢をリスペクトして傍に居たハズ。途中までは何の疑問も持って無かった様子。アーシャと同じく。
なのに、マグニフィコ王が国民全員の願いを叶える気が無く、独占し本人に返すことも拒んだことで、アーシャと共に王妃まで戦う側に！
そして、国民団結してマグニフィコ王を地下？に閉じ込める事に…！
夢は各本人に戻って …
そして、王国は王妃が治める…めでたし、めでたし…
でも…マグニフィコ王の処遇が 酷すぎない？王妃も、かつて愛し尊敬してた王が ああなって悲しくないの？随分 平気そうな様子で…違和感。
勧善懲悪とはいえ、子供たちが観る映画なのだから、マグニフィコ王が 謝罪し、初心に戻って良い王として 王国を治めて行くストーリーではいけなかったの？魔法は夢を叶えるのではなくて、夢を持ち続けられるように使うことも出来るはず。
王のした事は、そんなに重い罪？
王妃(女性)がトップに立つ姿を描きたかったのか？
それに主人公のロマンスも無かった…
やはり、ディズニー作品に求めて来たものとはちょっと違った。残念。
ちなみに保育園児の孫は一応「面白かった」と真顔で言ってた。
