Matilda

ウィッシュのMatildaのレビュー・感想・評価

ウィッシュ(2023年製作の映画)
4.0
100周年という節目の年に「願い」をテーマに作られたこの映画。
私はとても好きでした。

叶えたい願いがあるからこそ、人生は輝く。
そして、私たちはみんな一人一人がかけがえのない存在である。
そういうことをストレートに伝えてくれた作品。

音楽もどれもキャッチーでさすが!
私は字幕で観たけど、吹替版も観てみたいと思う。

絶対に勝てないと思えるような相手に対して、たとえ1人でも立ちあがろうとするアーシャの姿に、そしてその姿を見て自分たちも立ちあがろうとするロサスの人たちに、グッときた。こういう展開はもう泣くしかないのよ…
そして涙を流すと同時に、これが現実だったらいいなとも思った。
この勇気があれば、世界は少しずつでも変わっていくはず。私もこの勇気を持ちたいと思った。

アーシャは北アフリカ出身の母とイベリア半島出身の父との間に生まれた子供という設定だそう。そばかすとボックスブレイズのヘアスタイル。今までいなかった新しい主人公の誕生に胸を踊らせた人もきっと多い。
そしてアーシャの親友ダリアは松葉杖を使って生活している。
ダリアの創作にあたっては、実際に多発性硬化症を患っているアーティストや神経外科医、障害者が直面する偏見と闘う非営利団体とも協力したという。(パンフレットより)

映画やドラマは世界でたくさん作られているけれど、まだ自分と重ねられるキャラクターがいないと思っている人は世界中にたくさんいる。
共感できるキャラクターに出会うことで救われたり、人生が変わる人もいる。私もそういう経験があるし、その瞬間は忘れられない。
これからもキャラクターが多様化していくといいなと思うし、ディズニーみたいな大会社が率先してやることには特に大きな意味があると思うのでこれからも楽しみにしています。
Matilda

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