When you wish upon a star〜♬
といえば誰もが知るディズニーの名曲を思い浮かべるかと思いますが、個人的な印象としては、「何、星に願えば叶うんですか？本人の努力や犠牲は(なくても)いいんですか？」という捻くれた見方をしていて(いやもちろんめっちゃ良い曲だとは思ってますよ)、それに対する完璧なアンサーをもらったかな、と思っています。
願いは夢かはたまた呪いか、という命題が結構自分の中に重めにあって、何かを強く願えば願うほど、それが枷となる場合もあるんじゃあないかと思うんですよ。
願いが枷となっている時点でそれはもう呪いじゃあないかって。
でも、じゃあ、何をも望むことなく、夢を奪われたまま誰かが叶えてくれるのをただただ待ち続ければ良いのか。そこに「あなたの」人生はあるのか。
誰もが何かを夢見る時間はいつでもそこにあって、その何かを追い求める自由にこそその人の人生があり、それを奪われることこそが最も忌むべきことであり、それを奪われないために情熱や労力を傾けるべきなのだと思いました。
本作はウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念して製作された作品だそうですが、この100年間、世界中の誰よりも願いを叶え続けてきたイチ企業としての矜持を垣間見た気がします。
