このレビューはネタバレを含みます
あらすじと馬場ふみかさん出演に惹かれて鑑賞。期待していたのだけどうーん、正直よくわからん...って感じだったので、観終わった後に原作のあらすじを調べてみて色々分かったこともあるけど、原作と比べて映画は結構独特な表現してるところが多かったのかなと。
出会いから描かれる原作と違って、映画版は主人公と宮子が既に知り合っているところから始まってるので、最初はいまいちどういう関係なのかが掴めず、なんとなーく分かってくる感じ(他にも宮子のお店はマッサージという単語が出てたからてっきりメンズエステなのかと思ったらアロマのお店だったりとか。)。時間の流れも原作では作中で数年が経過しているみたいだけど、映画版はいまいちどれだけ時間が経ってるのか分かりにくかったり。あと一部ファンタジックだったりホラーチックな表現が入っていて、少し不思議な世界なのか?と思わされるような描写があるのだけど、原作ではそうでもなさそうだったりと。何を伝えたいのかが映画だけでは自分にはよく分からなかったのと、それに加えて上述した表現が重なって混乱したまま終わったというか...。結局ハマっちゃいけない人にハマってしまったら離れるしかないってことなのかな。
最初は仕事と家の往復以外何もなさそうなところは自分と重なると思っていたけど、主人公には自分を分かってくれる人のいる場所がちゃんとあるだけ幸せじゃないかとか思ったり。でも隣の芝生は青く見えてもその人にしかわからない辛さや孤独があるのが人生なんだなぁ...。