トム

西部戦線異状なしのトムのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
3.9
●あらすじ
1917年ドイツ。
17歳のパウルと仲間たちは、西部前線に派遣されることに意気揚々としていた。

しかし、いざ戦地についてみると、地獄絵図を目の当たりにすることになる...。

●感想
政府から市民に対する愛国心を高める教育により、戦地に赴き活躍するロマンを持ったまま、戦地に移送される若者たち...。

現代では政府が情報操作をしても、海外から情報が市民に行き渡り、プロパガンダは上手く作用しない。

今から100年前は完全に情報は国内からしかなく、多くの志願者たちは洗脳状態にあったと思える...。

遠足に行く前のウキウキとした少年たちのように、戦争にいくことに意気揚々とする若者たち。
その楽しそうな雰囲気が、戦地での残酷性と相対的に描写され、戦争の悲惨さが伝わってくる。

少し長く感じたが、戦争映画として楽しめた。

ちょっと、人が死ぬ時にご都合主義を感じたのは否めないが気にしないでおこう...。

若くして戦死した若者たちは、最後に何を思ったのだろうかと、考えてしまう...。

主人公演じた俳優さんは、常に泥だらけで身体張ってた!良くここまで頑張ったなと思う

見て良かったです。
トム

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