三角

フェイブルマンズの三角のレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
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虚構と現実についての作品であり、それを両親への愛に基づいて撮ったとき映画への言及も避けられないという話だと思う。

虚構は虚構であるということ。映画には終わりがあるが現実は続くこと、終わらない現実が大切であるということ。
スピルバーグ監督がレディプレイヤーワンで盛大に失敗したテーマに取り組み直してこんな素晴らしい作品を撮ったってことだと思ったけど日本のみなさんたち創作者の創作愛の話が好きすぎて自分の好きなように映画を観てないか!?と思った。
私がスピルバーグ識者じゃないからセルフオマージュとかを拾えなくてそう思うんですか!?

実際の経験によって虚構が立ち現れているのであって、虚構が現実を超えて実感されてしまうとか、現実を飛び越えて人生に影響を与えてしまうという順序ではないのだ、スピルバーグにとってフィクションて…
ジョージミラーのアラビアンナイトはもろに後者であったと思っており、正直好みとしてはアラビアンナイトに軍配が上がるが、どちらも真実でどちらがどうとかではない。しかし、今年入ってから観た映画でいちばん感動したのはTVのプレミアムシネマで観たペンタゴンペーパーズだよ...!監督...!
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