巨匠スピルバーグが映画と出会い、映画に目覚め、映画を仕事にするようになるまで。
サミーは技術者と芸術家のハイブリッド。
映画の持つパワー。みんなを楽しませる明るい面と真実を照らす残酷な面。
映画に取り憑かれると、常に撮影者の視点になってしまう恐怖。それを受け入れる覚悟。
両親が絡むドロドロ三角関係、学校でのユダヤ系に対する差別、それだけみると正直退屈なストーリー。
それでも、そんな環境の中だからこそサミーが上記を学んで受け入れて、どんどん映画にのめり込んでいく様が描かれていて楽しい2時間半。
『地上最大のショウ』との出会いをあれだけしっかり描いていたので、
『激突！』の撮影くらいまでは語られるのかなと思いきや。そこはちょっと消化不良。
緊張の会話からの最後のカットたまらん。
