めるる

フェイブルマンズのめるるのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.6
2023年鑑賞18作目
スピルバーグの半生を描いた作品ということでとても期待していたのだが、期待が大きすぎたのか、母親の不倫?と学生時代の恋愛話ばかりが描かれてしまっていて、スピルバーグ自身についてもっと深く描いてほしかったと思ってしまった。
なんなら最後のドラマの助手が決まった後の話をもっと見たかった。
でもスピルバーグ作品の素晴らしさは芸術派の母親の血とエンジニアの技術脳の父親の血が流れているこそなのは伝わった。
スピルバーグ自信おじいちゃんだから子供の時の記憶とかそこまで詳しく覚えてないだろうけどここまで詳細に描けたのは、自身が子供の時に撮っていたフィルムのおかげもあるんじゃないかな。だからこそ映画で描かれているのはフィルムを通して撮った記憶を描いてるだけ。

これからスピルバーグ作品を見る時は地平線の位置を気にして見ちゃいそう!
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