2024年鑑賞15作目
実際にオラニエンブルク強制収容所に行ったことがあるが、その時に聞いた話でも、駅から収容所までの道中、囚人たちが街中を歩いてるのを地域住民たちは見ていたのにみんな口を揃えて見ていない、この近くに収容所があったことすら知らなかった、と言っていたそう。
元SS隊員の人たちも本当は虐殺があったことを知ってるはずだし、自分が犯罪組織の一員であったということも心のどこかでは思っている節はあるんだと思うが、それを認めると自分を汚すことになるから頑なに認めない。
ヒトラーユーゲント時代の洗脳もあると思うが、当時はエリートだとされていたからこそ余計にプライドや自尊心が邪魔して認めないという態度を取っているように感じた。
わからない、自分たちは関与してない
という人が多い中で、自分は加害者だと認めてる人がいたのは救いだった。