もんからまり

フェイブルマンズのもんからまりのネタバレレビュー・内容・結末

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんでだろう、ものすごく好きだった。

出来事には意味がある

完璧な母親ではなかったけど、あの母だったから、あの家族に産まれたからスピルバーグがいる。
1人の母であって、1人の女性であって好きな物に飛び込んでいく。

自由に生きていきたい。

世の中はままならない
自分は無力だということが分かる
それでいいのさ

僕の頭の中も同じだ

現実は映画とは違う

「次映画を撮る時も、絶対にバラさないよ」
何十年の時を経て映像化してるやん。この話は実話なのだろうか。気になる。

心がズタズタになる仕事

地平線はどこにある?
地平線が下にあると面白い絵になる
地平線が上でも面白い絵になる
地平線が真ん中だと死ぬほどつまらん
以上だ。頑張れ。

最後カメラが上向くのめちゃ良い。

スピルバーグは子供の頃から戦争映画を撮りたかったのか。家族が崩壊するであろう出来事すら作品にしてしまうように、悲劇を撮りたいという気持ちと、見る人に何かを伝えたい気持ち。大嫌いないじめっ子を映画スターの如くかっこよく撮る。
かっこよく撮ったら傷つけてしまったり。
矛盾しているけどそれが映画で、矛盾と葛藤しながらでも好きという気持ちで今までいろんな作品を作ってきたんだなと思うとなんだかスピルバーグの全ての作品が更に愛おしく思える。し、また違う見方が出来そう。

映画を作るって、製作者、芸術家のいわば呪いのようなものなのか。

私も戦争の歴史を知りたい気持ちと、戦争映画を見てかっこいいって思気持ちが両方あるし。
殺し屋映画見て憧れるし、矛盾してるけど、でも映画が大好きだからこれからも見続ける。