けい

シャーマンの娘のけいのネタバレレビュー・内容・結末

シャーマンの娘(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

★アニメ声っぽくて可愛さの中にどこか壊れている不安定さがあり、さらに気持ち悪いほどの悪趣味っぷりでファザコンな “ シャーマンの娘” こと海花が魅力的すぎて、今年観た映画の中でもトップクラスに好きなキャラになった

★章ごとに分かれており、半分くらいたってからのタイトルインが痺れるほどカッコよく、後半の気になるシーンだらけのダイジェスト映像も流しちゃうという、見たことのない恐ろしい構成であっという間の2時間に感じた

★頭に釘打ち込んだり、バットで殴ったり、ナイフで刺しまくったりと衝撃の除霊シーンは最高!『ベイビーわるきゅーれ』を初見で観たときの衝撃に近い体験ができ、こうゆうのが観たかった!がかなり詰め込まれていた

★幽霊を殺す(除霊)というブラックコメディシーンと、死んでしまって自分だけに視える愛する人の幽霊と決別する切ないシーンのバランスが良き。視える人の悲しみも視えない人の苦しみも表現されている

★紙芝居風の静止画に台詞をつけたシーンは斬新で、他にも挑戦的な画角や映像表現がいろいろと感じられて楽しかった

★コロナ禍のキャストの変更で監督自ら演じることになったというおシコシーンは見どころ(笑)あと幽霊の彼女に触れないからおシコしたりと、とにかくおシコシーンが記憶に残る(笑)

【余談】
上映後の舞台挨拶で続編の構想もあるようで、パンフレットに掲載されているので、読むのが楽しみ。100分のメイキングが収録されているというDVDも買っちゃおうかな…(追記:DVDポチりました)
けい

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