このレビューはネタバレを含みます
出会った人が突然目の前から消えて（しかも周りの人も存在を覚えていない）という不可解な現象の理由をしっかりと辻褄あわせがされた構成は素晴らしい。
“ 甲野じゅんに恋するりの ” と “ 恋する気持ちを持たない男友達・田中 ” という正反対の二人が友達なところも人生は恋だけではない、というメッセージを感じたし、りのが恋するエネルギーによって行動した結果、自身は傷ついていたかもしれないが、実は出会ってきた人たちの背中を押してきていたんだとわかる回想になんだか救われた気分になる。
物語と重なる歌詞がグッとくる大好きなGO!GO!7188の名曲『C7』が、弾き語りカバーで映画館で聴けるとは！ただただ感動しかなかった！カラオケでもみんなで熱唱していましたし、みんなでコントちっくなノリをしているのも青春っぽくて学生時代をふと思い出す。
長谷部りの役・見上愛の眩しすぎる糸目笑顔と元気で真っ直ぐな告白が何度も観れただけで満足してしまう。あと太ももに落ちたアイスがとても扇情的（笑）
冒頭でりのと田中の仲良し2人が『長袖の服で、片腕は胸の前に、もう片腕は手に入っていない袖に出口から通して、腕を下ろすと同時に胸の前の腕を上げる、心臓が飛び出たように見える名前も知らない遊び』がかなり懐かしかった（笑）
