けい

ザ・クーリエのけいのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・クーリエ(2019年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

オルガ・キュリレンコ演じる丸腰の “ 配達人 ” が物語序盤でとある事件を目撃して地下駐車場に閉じ込められてしまう。成り行きで殺し屋から命を狙われている証人を守りながら戦っていくことになる巻き込まれ型主人公ののドキドキの脱出劇。口は悪いが満身創痍になりながらも、周りにあるものを使いながら戦う彼女が最大のみどころ!銃で倒す単調なバトルだけでなく、ちょいグロシーンあり、接近戦多めのアクションありで観客を飽きさせない工夫が随所に感じられた。特に絶体絶命の彼女が車のボンネットに倒されてからのワイパーをもぎ取って逆転勝ちするシーンはスリル満点。主人公の配達人の名前を最後まで明かさないミステリアスさもカッコイイ。

ポスタービジュアルからバイクで街中を走り回ったり、世界を飛び回るのと思いきや、ほぼ地下駐車場が舞台になっているので小規模感は否めないが、昼のニューヨークの裁判で夜のイギリスにいる証人と中継するため、時差による場面転換がわかりやすかった。

映画『レオン』でお馴染みのゲイリー・オールドマン演じる裏社会の大物は、娘と一緒にほぼ部屋の中で証人殺しの仕事の完了連絡待ちをしているだけの贅沢な使い方だったが、重鎮感は申し分無し。ツッコミどころは、タイムリミットが迫っているのに余裕そうに鼻歌を歌いながら近づいたせいで、殺さなきゃいけない証人を逃がしてしまうポンコツな殺し屋のリーダー・ブライアント捜査官(笑)
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