けい

小説の神様 君としか描けない物語のけいのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

1人の人物の目線を主軸とした章ごとに進んでいく小説のような構成は簡潔でわかりやすく、いつの間にか惹き込まれて続きが気になってしまう。二人で小説を書き上げるという明確なゴールを描かずに、想像する余白を残すラストも嫌いじゃない。

“ 明日のため ” に涙が出たのは主人公・千谷一也の母親が小説家の夫との思い出を語るシーン、証拠が息子って!そんなこと言われたら勇気も湧くよね!あと一也の妹ちゃん役の莉子が森七菜のような糸目の笑顔が可愛かった。

どの演者も素晴らしかったが、特に一也の父親役の片岡愛之助が印象的で、小説家の父として自然に物語に溶け込んだ演技で、ドラマ『半沢直樹』や映画『七つの会議』に登場した強烈なキャラのイメージとのギャップもあって新たな一面が観れて驚いた。ハスキーボイスが魅力の橋本環奈はいつも通り、橋本環奈全開だった(笑)
けい

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