天国の門で会おう会おう〜
小さな村のキリスト教会の牧師家族。この度、既に3人の子がいるにも関わらず、養子としてイサクくんを引き取ることにした様子。実のところ、もう一人いたらしい子が亡くなっており、ほぼその代替のようなノリ。
とは言え、次第に打ち解けていく一家だったが、どうも何か見えるらしいイサクくん。例の子を見たと主張し始めたことで、他の子らも「悪魔が来た！」と大騒ぎ。家族に混ざる見えざる存在はなんなのか…みたいな。
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キリスト大好き韓国さんによる悪魔風味でありつつ、ミステリー風味でありつつ、真っ当に心霊風味もしてるような器用な奴！これでいて、しっかり韓国先生らしいズズッとのしかかるあの感じが活きてる良作だと思います。
引き取った養子を契機に、失った我が子の姿をした何かに責め苛まれるママと子供たち…的なお話。イサクの持ち込み服に魔除けが縫い付けてあるとか、(今の会話なに？)とか、母と長女の冷戦とか、(おっこいつやべぇ)とか…中々に気を持たせる要素が多くて集中して観れますね。
全体淡々とした進行と静かなホラー演出と前述のような気になり要素で最後まで進む印象で、逆に言えばホラー的に強烈なシーンがある訳じゃないんです。
そのため、人は確実に選びますし、1年後とかには内容を忘れてそうなタイプではあるんですけど、”なんか結構面白かったんだ”という記憶だけが残る奴なのかなと。そして、この作品はなんかそれが似合うと思わせる幽さがある気がします。
確実に変わったホラーではあるので、雰囲気に乗れる人は楽しめるはず😌
個人的に気に入ったのは、どんどん全体が暗くなっていく最後半の感じ、天井首吊り浮遊おばさんです。
