見終わって映画館を出た後にほろっときた
この映画のおかげで普段取り出さないようなお父さんと幼い頃の自分の記憶のかけらが鮮やかに浮かび上がってきて懐かしかった
somewhere、アマンダと僕、giftedなど
父と娘を題材にした映画はもともと好きだけど、
今作は他作と違って変な余韻がしばらく消えなくてずっと考えてしまう
ゲームセンターでのマイケルとの出会い、ティーンたちと飛び込んだプール、ダブルスのビリヤード、夜のプールでの初めてのできごと、大人になりたいソフィ、夜の海に消える父、なんでも言っていいと言った父、一人泣く父、日焼け止めを塗ってあげる父、ベッドで寝転ぶソフィの前髪を優しく梳かす父、二人で太極拳、父と娘のダンス
いろんなエッセンスがただの思い出補正の雰囲気映画ではないことを示唆していて
間違いなく美しい思い出がそこにあるとともにまとわりつく不穏な空気、父の持つ深い闇と危うさがチラついて離れない
それでも、ソフィ愛してるよ、パパを忘れないでのメッセージカードに嘘はない
レビューの考察を読んで見えてくるものが沢山あった
あと、写真とは違ってビデオで振り返る思い出って当時の空気感が津波のように一気に押し寄せて感情が溢れ出すね
大切な思い出をいつかビデオで残してみたい