aftersun／アフターサンのinmyshoreのネタバレレビュー・内容・結末

余白が多いけど、全部わかるってなる最近で1番好きな映画だった。大人になってこうして思い出せるぐらい、関わってくれた父親がいるってだけで幸せなはず。監督自身うつになったことがある？ってぐらいその描写が上手くて、こっちまで夜の海に引き摺り込まれそうになった。親が無関心だったり、虐待受けてたりすると自分の誕生日がしぬほど嫌いになるのとか、祝われてもどんな顔して良いかわからずに喜べないのとか、そういうのをきちんと描写してくれる映画に初めて出会った。カラムが絶望から解放されていることを願う。
要所要所でイエローが散りばめられててよかった。ブルーとイエローの対比が心情とリンクしていて綺麗。カラムにとってソフィはたぶん、イエローみたいな存在だったと思う。