エモーショナル=戻れない想い出
誰もが感じられる、ある種の王道ともいえる心情を「劇」にせず、「記録」の中で描く事にした稀有な映画
別居してる父親との一夏のバカンス
20歳で授かった娘も今では11歳
父は自分の人生を新たに見つけて
これから新しい未来に向かう
だけど自分の娘を「過去」として
整理しなくちゃならない
だから、旅にきたのかな？
だから、ビデオカメラとか水中カメラとかたくさんあったのかな？
だから、襲われた時の護衛術を教えてくれてるのかな？
こんな疑問が見終わった後わいてきます
昔を思い出して、「よかったなー」なんて感じるんですから現実が上手くいってないんでしょうね。娘もきっとあの時の父親と同じ歳になり、赤ちゃんはいるけど隣で一緒に寝てるパートナーは同性だったりもして、きっと大人になって愛情が分からなくなってる感じというか、どうしたらいいのやら、という感じですよね
Under Pressureの歌詞で結んで終わります
素敵な歌なのは知ってたけど、この映画をみるとまた違った印象に感じます
意味が分からないと映画レビューサイトに書かれてるのを散見しますが、人によってはそうでしょうね。余白をどう感じるか、自分がどう感じるか、という映画なので
娘もいる身としては観ていてじわっと沁みるものがありました。
