aftersun／アフターサンのMarshaのネタバレレビュー・内容・結末

最後にQueen流れて大号泣。
あんまりエモいって言葉使いたくないけど、とにかくエモーショナルで心が揺さぶられて、胸が苦しくなりました。

どこか暗くて重い雰囲気が漂う父カラム。ちゃんとした心理描写がないのになんとなく察することができる。だからと言って娘ソフィに対してとても優しくて、側から見たら良い父にしか見えない。
ソフィはティーンエイジャーへの憧れというか、父とは対照的にキラキラしていて普通の子どもよりかはませてるけど可愛い。
お互いがとても大事に思っているのが観ていて愛おしかったな。
私的には、ソフィが大人になっている時にはカラムが亡くなっているような気がしたし、実はゲイだったんじゃないか？と思った。なんとなくだけど。

親も1人の人間なのだと、両親が離婚した10代の時にすごく実感したのを覚えてる。
私の見えてる親であることだけじゃない部分もあって、ガキにはそんなもの気付けないのよ。でもきっと親ってその部分を子どもにはあえて見せることはない。むしろ隠してることが多い。私はそういう映画だと思った。
親として、1人の人間として、みたいな。
とにかく、私とちょっと重なる部分があったので余計に感情移入してしまったし辛かった。

見終わってすぐ、両親が離婚してから疎遠がちになってしまった父にLINEしました。