aftersun／アフターサンのeagleのネタバレレビュー・内容・結末

ずっと気になってたのでようやく鑑賞
観た直後の感想としては、あんまりパッとしない穏やかな映画だなという印象。
(最近ちゃんと映画観てないせいでもあるかも)
ただこの手の映画はなんでもない時にふと思い出してもう一回見ると頭から離れなくなるからたぶんまた見返す気がする
夏のバカンスという美しい儚さ、ところどころに挟まれる穏やかな死と闇の存在を感じた


----2024.3/28 追記----
観終わった後しばらくしてから愛犬を亡くし喪失感の中2回目を鑑賞。1回全てみおえてラストを理解してから見返すとガラッと印象が変わった。冒頭から所々「危うい」場面が垣間見える。鬱の中娘のためにせめて娘との旅行が終わるまでは生き延びようと死への渇望に抗っていたのを理解した上で見ると、父親の行動が心にグサグサ刺さる。構成、余白の多さ、色彩など間違いなく一品の作品でかげかえのないものを失った経験が多いほどよりじんわり染み渡る作品。心が弱ってる時に見ると危ない。