あり

aftersun/アフターサンのありのネタバレレビュー・内容・結末

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

勝手に期待値を上げ、ストーリー展開を予測してハラハラドキドキ鑑賞しました。
結局は、謎が謎のまま終わり、最後は、え???これで終わり??解明されないの???とエンドロールのラストまで期待してみたけど、解明されず終わりました。
スッキリしないー!
けど妙にリアルで引き込まれる映画でした

ポイント1
娘が寝ている部屋のバルコニーでタバコを吸うシーン
娘の寝息がリアルだし、タバコを吸いながらの動作が自然体で良い。撃たれたり飛び込んだりと勝手に父親の死を想像したけど、杞憂に終わる。ハラハラしたー!

ポイント2
バルコニーの柵の上に立ち空を仰いでるシーン
これも、まさかこのまま飛び降り?なんて思ったけど、そんなことはなく。。

ポイント3
夜中の海に入りそのまま消えるシーン
波が繰り返し打ち寄せるシーンが続き、父親は闇に消えたまま。これだって死を彷彿させるけど、気が付けばベッドで裸で爆睡している
肩の怪我とか、解明されないけど、別に大した事じゃないことを上手に伝えていると思う

ポイント4
娘の成長
11歳でまだ幼い設定。だけど若者の色恋話やキスシーンの目撃、飲み会に居合わせたり、同年代の男子に告られキスをする。派手さはないけど、徐々に芽生える異性への感情が妙にリアル。若者に犯されちゃうかな?ドラッグや酒に染まっていくかな?と勝手な妄想を駆り立てられるが、至って純粋で普通の成長を遂げる。これがリアルだとしみじみ思う。

ポイント5
とにもかくにも、父親と娘のリアルな関係が良い。自分に娘がいないのでリアルかわは分からんが。。。
恋人のように過ごす2人が良いし、広い親心で娘を包み込む演技と言葉のチョイスが良い。

なんかもやもやするけど、それがこの映画の狙いなら、まんまと術中にはまりました😆

1人じゃなくて、一緒に見た人と感想を語り合いたい。そんな映画でした。
あり

あり