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aftersun/アフターサンの1013のレビュー・感想・評価

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)
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仕事が堪らなくなって少し休みをとった
朝から晩まで焦燥感に駆られながらいろんな人に怒られながら働いていたら、体が少し変になってきたから

少し無理をするだけで息が詰まりそうになる
体の中にガスが充満して苦しくて
体を壊せば少し楽になれるんじゃないかと思ってしまう

そんな気分と父の息苦しさがリンクして、今の私には少し痛みが強かった
愛情を受け取る重みと苦しみ、その感覚への罪悪感など

たまに憂鬱に吸い込まれそうになる感覚の中で、家族がいる、子供がいることってやはり想像し難い 
この映画を観てもなお、経験しない出産の痛みや愛する人を永遠に失う悲しみのように、よほど辛いんだろうが想像しきれないような事象と同じ恐ろしさがある 私にとっては、起こりうる未来だからかもしれない

ソフィがこの思い出を振り返ること
どうかただメランコリーだけを感じていて欲しい
痛みや罪悪感なく、ただ過去として受け流してくれたらいいのにな
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