れーちゃん

ファイブ・デビルズのれーちゃんのレビュー・感想・評価

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)
3.5
「香り」を瓶に閉じ込めることが大好きな匂いコレクターの娘ヴィッキーは母ジョアンヌと父親の3人家族。
ある日突然、父の妹でアルコール依存症のジュリアが家にやってくる。
ジョアンヌはそのことをよく思わない。それは昔ジュリアが起こした事件にあった。
ヴィッキーも何故だかジュリアが好きになれず、彼女の部屋に潜入し彼女の香りを瓶に作る。
するとフラフラと倒れこんでしまい気がついたら過去にタイムスリップしていた。
そこには自分の母と父、ジュリアがおり、かつての3人の関係について知ることに。

知れば知るほどジュリアのことが気に入らないヴィッキーは頻繁にタイムスリップし、3人の過去を明らかにしようとしていく。

話の構成はとても面白く、ずっと不穏な空気が漂っており、そこにヴィッキーの独特な髪型や人々におくる目線や行動などが物語の不気味さを助長しているような感じで良かったしおもしろかったのだが、最後少し失速してしまった感があった。

ジョアンヌのヴィッキーに対する愛情の度合いがあんまり感じられなかったからなのだろうか。。?
色々とツッコミポイントがあったというべきか。

作品全体の世界観は好きだったので、これからも同監督作品の映画はチェックしていきたいと思う。
れーちゃん

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