足拭き猫

REVOLUTION+1の足拭き猫のレビュー・感想・評価

REVOLUTION+1(2022年製作の映画)
3.2
イベント版(50分)を鑑賞。
内面や何を現したいかを台詞で説明してることが多く、自分の苦手とする作品だったなというのが正直なところ。トークも配信され、足立監督の、若い人がこんなにも孤独なんだと思って作った。破壊(爆弾)じゃなくて、並んで歩いている時はスマホを見てないでお互い話をする程度の「連帯」がこれからは大事だと思ってる、という話が印象的。このような志は感じたが映画として描けてるかは微妙な感じ。
完全版では登場人物の心情を映像や演技で肉付けしてほしい。

ちなみに物議をかもしているタイトルは、当初は「星に、なる」(ちょっとうろ覚え)だったらしい。

追記
短縮版だからか、母が新興宗教に入れ込んだ過程での川上自身の苦悩や、銃撃の相手先をなぜ変更したのかの部分がだいぶん飛んでいたと思う。作品中に宗教2世と革命家2世が出てくる。革命家2世が、川上に現実を見て報復をやめろという言葉は、足立さんがそのまま自分向けた言葉だったのだろうか。