好きな監督カルロスベルムトの新作。今回も流石の陰鬱さ！
火事から少年を助けたことが引き金となって目覚めてしまった主人公の内なる怪物。
タブーを扱っているので一部ドン引きしながら観るわけですが、やはり監督の撮り方が上手い…。中でも主人公の目に映る子供の絵のカットに脱帽いたしました。
監督が日本好きな事もあり、監督の他作品にもある あのジメッとした陰鬱さは少し前の日本アングラ映画の湿度に似ている。
結末もいいし、まさかの「ファンタスティックプラネット 」の1シーンをスクリーンで観れたお得感もありました。笑
陰鬱な余韻が残る作品ではありますが、ある種ハッピーエンドとも取れますし、ラストに流れる音楽が劇場の中でプラネタリウムのように360度から聴こえるようで心地良かったです。
