え! ここでエンド・ロールなの? PART1!
『マジカル・ガール』が衝撃的だったので大いなる期待を持って臨んだ同監督の新作ですが・・・残念ながら私にはまったくの肩すかし。
ようやく主人公が覚醒する環境が整って、ここまでが長かったけどやっと本題に入るかと思った矢先のエンド・ロール!
そりゃないぜセニョール!(これスペイン映画です)
ゲームのクリーチャー・クリエーターの主人公が創作するクリーチャーデザインに新鮮味は無いし、終盤で妄想でもなんでもさぞや凄い怪物が出てくるだろうと思ったのに。
私の誤解を誘発したポスターや宣伝文句が悪いのか、期待の方向を間違った私が悪いのか、それともクライマックスでちょっと寝てしまったのが敗因か。
クリスチャンにそっくりでボーイッシュなディアナに惹かれるフリアン。
トラになりたいと言ったフリアンに訪れた残酷な皮肉。
人は思っただけでも罪なのか、その主人公に最後の一線を越えさせ悲劇を招いたのは周囲のその風潮ではないのか・・・ということか・・・
変な先入観を持たず、気弱な妄想青年と最終的に理想の彼氏を手に入れた彼女の静かで残酷な恋愛物語として観ればよかったのか。
他の皆さんはなかなかの高評価。
私の感想とスコアは自分勝手に期待し過ぎた反動ですから、どうかお気になさらずに。
ところで主人公フリアン、『12人の怒れる男』の序盤に出てくる被告の少年に似てません?