ウチの親も息子がいつか帰ってくればどーのこーの、みたいな話を結構本気？で言い出したりしてびっくりするけど、この映画を観るといつか子供が帰って来てくれて、一緒に暮らすって言うのは、親にとっては一番の夢だったりするのかな？って思った。
何十年も前に一人暮らし始めて、年一、二回帰って来るだけのおじさんでも、可愛い子供の頃のまんまで止まってるんだろうなー。
面白かったし良い映画だと思うけど、すごい昔の印象が強くした。
古き良き時代、みたいな。
今でもああいう世界って、現実に存在するのかな？
ポツンと一軒家とか見ると、田舎だとありそうだけど、都会の方にもあるんだろうか？
素敵な世界観だけど、何もかもが古めかしい。
でもこれこそ、山田洋次監督の唯一無二の世界だね。
昔は自分の身近にもあった筈なのに、と言うか自分もそこに居た筈なのに、何だかものすごく不思議なリアリティのなさを感じてしまった。
