ツネイシ

ザ・ストレンジャー:見知らぬ男のツネイシのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます



『俺の瞳は黒い湖だぁ‼️』

実話に基づくオーストラリアの
クライム・スリラー。


孤独で仕事も無い流れ者ヘンリー。

同じような素寒貧のポールを介し
薬を売り捌く巨大組織の構成員と
して迎え入れられ、マークという
男と組む事になる。

この警察内部にも影響力を持つ
超巨大組織はヘンリーが過去に
犯した凶悪犯罪をあばくために
デッチあげられたもの。

相棒マークもおとり捜査官だ。

ヘンリーの相棒になって彼の心
と過去を探って罪を暴き自白を
させるつもりなのだ。

親密になったマークに対して
ヘンリーは自分の過去を語り
自分の中の闇を詳らかにする。

そのドス黒い実態魂のさまを
突きつけられたマークは戦慄
する。

この邪悪な魂の持ち主の良き
相棒として振る舞わねばなら
ないマークの心は引き裂かれ
てしまう。

この大掛かりなおとり捜査で
ヘンリーの自白は引き出され
被害者の遺体への手がかりの
道筋も明らかになる。

ここサクサク行き過ぎて若干
拍子抜けもするが、ヘンリー
とマークの演技がなかなかに
強烈かつ巧みで惹きつけられ
る。

ヘンリーを演じたショーンの
佇まいが素晴らしかった。

冒頭の台詞をブチかます場面
の夢か現か定かならない状況
でのヘンリーの咆哮に圧倒さ
れました。
ツネイシ

ツネイシ