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ほの蒼き瞳のgeminidoorsのレビュー・感想・評価

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)
3.5
途中でなんとなく読めてしまい、最後まで裏切られずに不満燻ってしまうパターンだった。
裏切らない安心感で満足度が上がる場合もあれば、裏切られず物足りない場合もある訳だが、後者の際は映像の美しさや編集の妙やいわゆる化粧の部分に魅了されたりすると又別の感動も生まれたりする。
併し本作の程度は私には総て薄い感じがしたということだろうか…

主演クリスチャン・ベールの演技は常に安心して観ていられて良いが、他は演出なのかしらん、色々な理由で急ぎ撮ったのかな、レベル低し。看板俳優に頼り過ぎな出来栄えに落胆してしまった。
ストーリーに対して、全体の演出や美術や編集にしても域に到達しておらず、或る意味勿体無い!と感じた。
期待して観たのに、兎に角観ていて夢中になり切れなかった。

余談としてー
昔からマイク・リー監督お気に入りのティモシー・スポールに初め目を疑った。元々体型も演技も癖のある俳優だが私は割と好き。本作では端役であった。
彼、そろそろお歳を召されてはいるが、にしてもヤケに痩せられて心配になったりした。
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