にっきい

ナニワ金融道〜大蛇市マネーウォーズ〜のにっきいのレビュー・感想・評価

3.3
ホステスさんの胸元に手入れたりとか実際にする人居るの?

若い頃大好きだったマンガ『ナニワ金融道』の令和リメイク3作目。
3週連続公開も遂に完結?

四番抵当に賃借権まで付けられた土地の話し。
原作は古いので今と法律も違うし当時出来ていた取り立てが今は出来なくなってたり、逆に当時は無かったスマホ使って相手脅したり、今風の改変は当然なんですが、原作の"えげつなさ"はやっぱり再現出来ないんでしょうか。
ドラマ版も杉浦太陽版も標準語で喋ってましたが、今作も全員標準語でした。
大蛇市の市長選で現職市長古井は、対立候補の大手一郎の実弾(現金)攻撃に苦戦していた。
そんな時灰原からセールス電話がかかってきたので帝國金融から5000万円を融資を申し込む。
古井の自宅には四番抵当に賃借権まで付いているので担保としての価値が無いと判断した帝國金融は、ある条件を古井に突きつける…、って話し。
2作目で司法書士が保険を掛けてたので債権者が飛んでも損をしないようにしていた金畑社長、今回は古井が財産目録作ってないのを良い事に、総額数千万円の美術品を全部手に入れてしまう。
勿論借金の方も約束手形の裏書をさせた甲守と猫田からキッチリ回収するんだから二重取り。
マンガを実写化するとどうしてもイメージ通りのキャラにならないけど、この劇場版は社長の名前が変わってる(原作:金子、今作:金畑)だけじゃなく、乗ってる車まで変わってた。
原作では運転手付きのロールスロイスやったのに、今作ではかなり古い年式(多分1990年代)のベンツ。
しかも自分で運転してたし。
何時もは会社で偉そうにしてるだけの社長が、現場に出て一般債権者を軽くあしらう見せ場だったのに、車のせいでカッコ良さ半減。
せめて最新式の車くらい用意出来ないのか?
ラストは3部作で借金して飛んだ人々のその後。
真面目に第二の人生を歩んでる者、同じように詐欺を働く者、人それぞれ。
最後の最後に3作通して出てくる泥沼亀之助が高利貸しに騙されたと帝國金融に泣きついてくる。
その高利貸しとは"ミナミの皇帝"と呼ばれている銭田掏二朗(せんだずりじろう、通称"ミナミのセンズリ"www)。
原作でもクライマックスだったサラ金vs闇金のエピソードで続編匂わせて終わりました。

これ観ようと朝JRに乗るのに駅に行った時の話し。
いつもと違い余裕を持って家を出たので走らずに駅まで行きました。
でホームで待っていると放送が?
「お急ぎの所電車が遅れましてご迷惑をお掛けします…」
えっ?電車遅れてる?
まあ京都駅に着いてからも余裕ある時間だったから良かったけど。
いつものギリギリの予定なら間に合ってないところでした。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年12月10日
鑑賞回:10:45〜11:55
劇場名:T・ジョイ京都
座席情報:シアター5 I-6
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:60分
備考:割引
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